天上天下唯我独尊てんじょうてんがゆいがどくそん 二か月ぶりの全生庵での坐禅会に参加してきた。4月だというのに、寒い雨。全生庵の桜は先週満開だったそうだ。だいぶ葉桜だけど、まだ花も咲いている。 絶え間ない雨の音を聞きながらの坐禅。いつもより、あっという間の時間に感じた。 坐禅の後の平井住職からのお話。 「天上天下唯我独尊」釈迦がお生まれになったときの言葉。 ただ生きとし生けるものすべての生命に貴賤軽重はなく、すべての命にその尊厳を見ていく、という教え。 釈迦は、北インド釈迦族の王子として生まれた。父君はスッドーダナ(浄飯王じょうばんおう)、母君はマーヤー(摩耶夫人)。摩耶夫人は、実家での出産のた…