本日の美術展レビューは、名古屋市美術館で6月8日まで開催中の「西洋絵画の400年」です。 今回の展覧会は東京都八王子市にある東京富士美術館の所蔵作品の中からバロック期から現代にわたる珠玉の絵画を展示するもので、ルネサンスからロココ、新古典主義などの日本ではめずらしいコレクションから印象派からフォービズム、キュビズムなど80点に及ぶ当館の名品が並ぶ展覧会になっています。 富士美術館の代表作でもあるジャック=ルイ・ダヴィッドの工房によるナポレオンの勇壮な峠越を描いた「サンーベルナール峠を越えるボナバルト」の歴史画に、宮廷肖像画、風俗画と続き印象派、ポスト印象派、フォーヴィズム、キュビズム、シュルレ…