厚生労働省は、在宅介護サービス事業者向けのデータ連携システム「ケアプランデータ連携システム」、通称「ケアプー」の導入率が5月末時点で45.1%に達したと発表している。この数字だけを見ると、介護現場のデジタル化は順調に進んでいるように思える。 しかし、現場の最前線にいる私たちは知っている。この数字の裏側にある冷ややかな空気を。「導入はしたけれど、ほとんど使っていない。」「結局、紙で管理している。」「加算のために入れただけ。」「入力する仕事が増えただけだった。」 つまり、「導入」と「活用」の間には大きな隔たりがある。 この原因を、「職員は機械が苦手だから」「操作方法が難しいから」と片付けてしまうの…