伊勢の海千尋の底の一つ石 今朝教えていただいた禅の言葉。和文、日本を舞台とした言葉で、伊勢神宮を舞台とした公案。白隠禅師の言葉。 伊勢の海 千尋の底の一つ石 袖をぬらさで 取るよしもがな 師 弟子に問う 「境界で見よ」 伊勢神宮の鳥居の石かけらみたいなものが、海の底に残っている。これを袖を濡らさないでとることができるか?という公案。理屈ではなく、どうするのかを考えてみよ、と。言葉ではなく、境界(きょうがい)でみよ、と。 ここでいう、「境界」は、境遇というよりは、認識作用の対象、といった仏教用語の意味だろうか。 今朝のお話は、特に解説があるわけではなく、自分で想像してみてください、、ということだ…