吉田家住宅主屋表門 撮影場所:陸前高田市気仙町町裏12撮影年月日:2025/03/14 元和6年(1620年)吉田家の先祖は、仙台藩主・伊達政宗公より任命され、二人制の第五代目「気仙郡大肝入り」となりました。それ以来、吉田家は明治維新までの183年間、代々大肝入りを務め、計19代にわたり地域の統治に尽力してきました。長きにわたるその歩みは、まさに地域史に刻まれた重責の歴史と言えるでしょう。 岩手県指定有形文化財 「大肝入り」は、藩から直接任命される郡の代表であり、代官所に出仕してその指示を仰ぎながら、村方役人の監督、年貢の管理、行政や司法警察といった幅広い分野を担う存在でした。そのため強い権限…