モンテカルロ法は、乱数を使って事象を確率的に解析する方法で、先ずは『円周率π』を求めるのが定番である。 円周率πを求めるためには『円の方程式』が必要で、円周上の座標(x,y)と半径rの関係を表した方程式となる。座標の原点(0,0)を中心とする円の方程式は、 となり、『ピタゴラスの定理』で求められる。 原点を中心とする円の半径をr、円周上にある点Aの座標を(x,y)とする。原点の座標は(0,0)なので、原点から点AまでのX軸方向の距離はx、Y軸方向の距離はyとなる。 3辺の長さx、y、rは、直角三角形の底辺、高さ、斜辺に対応する。直角三角形の辺の長さは『斜辺(r)の二乗=底辺(x)の二乗+高さ(…