2022年11月12日13時開演 穂の国とよはし芸術劇場プラッド 芯から凍えた。文字通り、震えるくらい鳥肌が立った。下手から重そうなスーツケースを引きずりながらヒステリックさ満点のアニータが登場した開幕から、光と闇とをこれでもかと見せつけられた終幕までずっと。全編通して息が詰まる舞台なんてそうそうない。生半可なホラーよりもよっぽど怖かった。それはきっと、人間の冷たい部分に触れてしまったからだ。 今回のブログは、今年観た中でも1,2を争う激重作品『凍える』についての感想、観劇レポ。長くなったので目次でまとめる。なお、私が参戦したのは一回のみであり、初見の印象とパンフレット、そして自分の中の考えで…