「やっと2人っきりってわけだ…。」 愛しのビリーが入ったビデオを見てそう思いました。 しかし、後輩の言葉が俺の動きを止める…。 「しのはちさん、絶対やっちゃだめですよどうせ先輩はやりまくって無駄に筋肉つけて走れなくなるのがオチですから。」 後輩の意見は的確だった。まさに言う通りだった…。 後輩の言う通りにやるつもりだった。 せっかく目の前に現われた恋人を前に、手を抜く男がどこの世界にいるだろうか…。 「すまないなぁ…馬鹿な先輩で。」 そう言いながら、再生ボタンを押していた。 「ようこそビリーズブートキャンプの世界へ!!!!!!」 「ふっ、前菜はいらないぜ・・・」 俺は部活をやっている時の格好……