とあるドロップにて。 初めて行くマンションなので入り口がどこだか分からない状態で、とりあえず目星をつけてアプローチして行くとサングラスをかけた感じの悪い配達員風の男とすれ違った。 「同じマンションへのドロップ後か?まぁどうでもいいけど」と秒で意識の外に追いやった。 考えなければならない事がいっぱいあるのでどーでもいい事を意識に上げておく余計なスペースは持ち合わせていないのだ。 ターゲットのマンションを見るとまだ新しい様。アプリのピンが正確ならこの建物で間違いないが、一応建物名を確認したい…ところがそこはかとない裏口感が漂いマンション名表記は見当たらない。 裏口感漂う鉄扉の傍にはオートロックのテ…