使い古して破けてしまったシーツが今、ゴミ箱に入っている。もうしばらくすると、ゴミの日に出されることになる。肌に密着して長く使ったものとの別れは、苦手だ。魂が抜けたり、シーツの魂が怒ってよくないことが起きるのではないかと不安になったりする。穏便に別れたい。禍根を残さないように。文明の利器を使ってネットでぐぐると、僕のような人に儀式というか、さまざまな物との別れの仕方を教示してくれるサイトが見つかる。下着は白い半紙に清めの塩ととに包んでゴミに出すとか。それに倣うと身体に触れるもの一般は塩で清めたほうがいいのかな。 今回のシーツはもうゴミ箱に入ってしまったから、次に似たようなものと別れるときだな。別…