火曜日、 今日はブレイディみかこさんの著作『他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ』という本を読んでいた。残り1/4残っているが、思い出したエピソードがあり、ここに記す。 ちょうど数日前に読んでいた鴻上尚史さんの著作『世間ってなんだ』に出てきた一幕である。朝日新聞に投書されていた内容とのことで、実際にあった話だ。 ある師走の冬の日。終電間際の電車内。二人の初老男女。どうやら夫婦のようだ。何やら落ち着かない様子でヒソヒソと話し込んでいる。 妻:”意識がなかったって、声はきっと聞こえるよ。だから電話かけた方がいいんじゃない?” 夫:”ここは電車の中だし迷惑がかかるから、やめた方がいい” …