北大西洋条約機構

北大西洋条約機構

(社会)
きたたいせいようじょうやくきこう

英文表記NATONorth Atlantic Treaty Organization)OTAN(Organisation du Traité de l' Atlantique Nord)
西欧諸国を中心とするヨーロッパの国々とアメリカ・カナダによって構成される軍事同盟。

沿革

北大西洋条約は1949年4月4日にワシントンD.C.で調印された。
その目的は、第5条「加盟国は、ヨーロッパまたは北米における1乃至2以上の加盟国に対する武力攻撃を、全加盟国への攻撃とみなす事に同意する。よって、武力攻撃が発生した場合、各加盟国は、国際連合憲章第51条によって承認された個別的または集団的自衛権を行使して、北大西洋地域の安全保障を回復維持するために、攻撃を受けた加盟国を、個別乃至共同で軍事力の使用を含む必要とみなされる行動によって援助することに同意する(略)」によって示されている。
もっともこれは東西冷戦期のNATOの主目的ではあるが、現在の拡大して変貌したNATOを説明するに十分なものではないだろう。

起源

米ソ対立は第二次世界大戦中すでにその萌芽を見ることができるが、ソ連に対して比較的友好的だったルーズベルト大統領が死去してトルーマン大統領に交替したことと、当面の敵枢軸国が打倒されたことなどで、それは顕在化することになる。
アメリカが1947年6月に発表したマーシャル・プランはヨーロッパの復興を目的とした援助計画であると同時に、ヨーロッパの共産化を経済面から阻止するためのものでもあった。一方、軍事面においても、1948年6月に上院がバンデンバーグ決議を採択して伝統的なモンロー主義的空気を除き、「継続的かつ効果的な自助および相互援助を基礎」とする各種の安全保障条約への道を拓いていった。
ヨーロッパにおいては1948年にチェコスロバキアでの共産党によるクーデターが発生、さらにベルリン封鎖*1によって東西対決が具現化される。
このような状況下で英仏蘭白ルクセンブルクの5カ国がブリュッセル条約を締結。これに米加と他の西欧諸国が加わってNATOが成立した。

現加盟国(アルファベット順、2004年6月)

  • ベルギー
  • ブルガリア
  • カナダ
  • チェコ共和国
  • デンマーク
  • エストニア
  • フランス
  • ドイツ
  • ギリシア
  • ハンガリー
  • アイスランド
  • イタリア
  • ラトビア
  • リトアニア
  • ルクセンブルク
  • オランダ
  • ノルウェー
  • ポーランド
  • ポルトガル
  • ルーマニア
  • スロヴァキア
  • スロヴェニア
  • スペイン
  • トルコ
  • イギリス
  • アメリカ合衆国

2009年4月追加加盟国

*1:1948年6月24日〜1949年5月12日

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