Warsaw Pact(1955年〜1991年)
北大西洋条約機構(NATO)の成立に対抗してソ連が組織した相互安全保障機構。もっとも、しばしば指摘されるように、それ以前からソ連は東欧各国を政治的・軍事的に支配していたが。 原加盟国はソ連の他、ポーランド、チェコスロヴァキア、東ドイツ、ハンガリー、ブルガリア、ルーマニア、アルバニア。 1968年にアルバニアが脱退。 冷戦終結後の1991年に解体された。
NATO、北大西洋条約機構とは何か。どのような歴史があったのか。そしてロシアも準加盟していた。ロシア視点でみたとき、旧ワルシャワ条約機構加盟国が次々とNATOに加盟し、ロシアに脅威もたらしたことがわかる。・NATOとは・NATOの設立の経緯・西ドイツの加盟とソ連側ワルシャワ条約機構の結成・フランスの反発・冷戦終結によるNATOの変容・ロシアの準加盟と取消・1982年以後の加盟状況からみるロシアが感じる不安・ウクライナ紛争・ロシア・ウクライナ戦争■NATOとは・北大西洋条約機構、North Atlantic Treaty Organizasionの略・1949年4月に結成された西側諸国の集団的軍…
第二次世界大戦後、国連が成立し、戦勝国スキームの中で世界は国際協調を目指していく。戦争を回避する一方、「冷戦」と呼ばれる、新たなアメリカとソ連の対立軸を生んだ。日本は、この冷戦下の対立軸の中で、必要とされ、国際社会へと復帰を遂げることになる。次の流れで見ていく。・冷戦とは・マーシャルプランとNATO・ワルシャワ条約機構・キューバ危機・朝鮮への影響・中国への影響・アジアでの独立の動き・サンフランシスコ講和会議・日ソ共同宣言と国際連合への加盟 ■冷戦とは「アメリカ」を中心とする資本主義陣営と、「ソ連」を中心とする社会主義陣営が対立した。両者は自分たちの陣営に各国を引き入れる作戦を繰り広げた。この対…
01 第二次大戦後、ポーランドやチェコスロバキアなど東欧世界は、ソ連の勢力下に入った。 〇独ソ戦を戦い抜いたソ連が、ドイツが支配を拡大させていた東ヨーロッパを「解放」するとともに、一方で勢力下に置いた。こうした「解放」がプーチン大統領の支配拡大の論拠となっている。 02 第二次大戦後、ドイツはアメリカ、イギリス、フランスの3カ国による分割占領下に置かれた。 ✕これに「ソ連」が加わり4カ国の占領支配下。ドイツ全体だけでなく、かつての首都ベルリンも4国による分割占領下に置かれた。その際、「ベルリンの周囲はソ連が支配していた」ことが重要。それが後段で触れる「ベルリン封鎖」の背景となるからである。・・…
「ASSAULT - Tactical Combat in Europe 1989*1」(GDW)を対戦しました。 Hobby Japanがライセンス版を発売していたシリーズ作品の第1作目にあたります。 1980年代当時懸念されていた米ソ両陣営の激突時を想定した戦術級になります。 1ヘックス=250メートル、1ユニット=1個小隊(半個小隊規模のものもあり)と往年の、「Panzer Blitzs」「Panzer Leader」(以降、PB/PL)と同スケール、また1ターン=5分です。 本作が発売されていた当時は、「SQUAD LEADER」はプレイしていましたが、このクラスの戦術級には食手が伸び…
旧作ゲームは買わないと誓ったはずなのですが、細々ながら好みの作品が出品されているとついつい入札してしまうこの頃です。先日入手したツクダ-ホビー製「レオパルトⅡ」開封未使用品が箱絵や箱の周囲の色の色あせなどもない良品美品だったので嬉しくなり、記事を起こしています。 高荷義之によるボックスアートのかっこよいこと!これだけでも飾っておきたくなるレベルです。TRPG「TRAVELLER」の加藤直之といい、この時代の国内発売ゲームのボックスアートは画集が欲しくなるレベルですね。 ゲームのほうは「タイガーⅠ」から発売されていたタンクコンバットシリーズの中の現代戦版で、1986年の発売。同シリーズの最終作に…