思いもかけぬかたからの、豪勢な贈り物が届いてしまった。ローマイヤのハム・ソーセージがなんと十商品も詰合されてある。歳末から正月へかけて、私は栄養過多だ。 小説家の千田佳代さんから、ご新著の絵本をご恵送いただいて、日記の話題とさせていただいたのは、たしか十月の二十二日だった。差出人が版元さんだったので、礼状に添えて日記のコピーを版元さん宛てにお送りしておいた。当然ながらそれとは別に、千田さんご本人へもお礼を申しあげねばならない。が、あれこれ考え迷うところがあって、一日延しにしながら書きあぐねていたのだった。ものぐさもここに極まれりで、とんだ欠礼である。 なにせ同人誌時代の姉弟子で、ありし日には親…