今日から東京国立博物館で、「特別展 法然と極楽浄土」が始まりました。 修理後初公開の「国宝 阿弥陀二十五菩薩来迎図」ほか、すばらしい作品が並んでいました。私が感動したのは、巨大な国宝「綴織當麻曼荼羅」を見られたことです。褪色が進んでいて、図録の画像を見ても何が描いてあるのがよくわからないのですが、単眼鏡で細部を確認してから全体を見ると、極楽浄土が浮かび上がってきます。幸い展示初日のせいか人も少なく、15分ほどこの絵の前で見上げていました。特別展のためほとんどの作品が撮影禁止でしたが、江戸時代に法然の生誕地(香川県)に建てられた、浄土寺の「仏涅槃群像」だけは撮影可でした。若冲の作品に似た白象のい…