過去の映画から名作・傑作をセレクトして、特集式の独自上映を行う、町中の映画館。 かつては各大都市に存在したが、現在は絶滅しつつある。
昭和期の名画座は、単に旧作映画を安い入場料で上映する映画館の総称であった。新作(封切映画)を上映する映画館に対し、二番館・三番館などと呼ばれることもあった。何度も使いまわされたフィルムに傷がつき、画質が悪かったからである。2本立て・3本立ての上映が多く、上映中の入退場も自由であった。
バイキング Netflix ご機嫌いかがですか?ネットフリックス鑑賞の合間に 諸事情により断念していた書斎の大掃除をする阿覧澄史あらんすみしです。 「悪霊狩猟団・カウンターズ」の回にも「悪魔の沼」の試写状などをご紹介いたしましたが 今回は名画座のスケジュールなどが多数が発掘され(貧乏なのでなんでも取ってある) 何気なく手に取ると <早稲田松竹「ダーティメリークレイジーラリー」と「セルピコ」2本立て> <文芸坐「ヤングフランケンシュタイン」と「四銃士」> <並木座 小津特集「東京物語」と「麦秋」> などというプログラムが目に入り、懐かしさのあまり滂沱の涙を流して いつしか熟読しておるワタクシでご…
旧作品を上映する名画座、赤貧にはうれしい格安三本立て。 若い頃、ベッタリ邦画漬け。 " 肉弾 " " 高校生ブルース " " 青春の門 " 、そして " 旅の重さ " などなど数え切れん。 映画好きな方は分かるよね、全部俳優 ( 女優さん ) のデビュー作。 友人に誘われて観た『 八月の濡れた砂 』 監督 : 藤田敏八 出演 : 村野武範・テレサ野田ほか。主題歌は、石川セリ。 朝焼けが消える前に 遠い海の記憶 八月の濡れた砂 ときどき私は・・・ なんとなく ひとり芝居 先日、FMから彼女の歌声。 よみがえる、あの頃。 曲名の繋ぎ遊びをしながら、芋をちびちび鬼リピ (^^;;
横浜にある映画館です。 いわゆる典型的な昭和の映画館ではなく、昭和の頃にはむしろお洒落な部類に入る映画館だったと思います。渋い作品やマニアックな映画を上映してくれます。昔の名画座的なプログラムもあり、たまに観に行きます。場所は伊勢佐木町の通りからも少し離れていて、あまり人の歩いていない通りにありますが、上映時間になるとどこからともなく人が集まって来て、結構いっぱいになることもあります。 平成以降のシネコンプレックスのような小ぎれいで座り心地の良いシートを備えた映画館も悪くはありませんが、こんな昭和の匂いのする映画館にはこれからも頑張ってほしいものですね。 J&B
左岸のオデオンの近くで 小さな頭像が飾られているのを発見しました。 これまで 数え切れないほど歩いたはずの場所で こんなものがあるなんて 全く気がつかなかった。 基壇に設えられている銘板を見たら シャルル・アズナヴールでした。 自分語りになってしまいますが 中学生までは音楽とは交響曲の事だと信じていて 高校生になって 喫茶店に行きだし(禁止されていなかった) ジャズに触れて クラシック音楽とジャズに共通点があることに気づき ジャズ一辺倒になり その後 ビートルズにも出会った。 初期のリヴァプールサウンズの衝撃は 今でも忘れられない。 高校二年時に 年間100本の映画を見る目標を立て 毎週末二本…
高田馬場に早稲田松竹という名画座があって学生時代よく一人で見に行った。早稲田松竹は清潔感ある映画館で歴史もあるし映画作品のキュレーションにもセンスがある。2本3本立てのプログラムで一日を費やす。場所柄、学生さんや時間つぶしの人やら、映画マニアの人やら様々な人が集まってくる。藤田敏八監督の八月の濡れた砂が見たくて勇気を出して行ったことがある。なぜ勇気を出すのかというと日活ロマンポルノ系の作品ということで観客は藤田敏八監督の代表作を観に来る人というよりもエロムービー目的の人が多いのではという乙女の懸念から。早稲田松竹に限ってそんなに心配しなくても、と思いつつ、エロムービーでなくても痴漢は居る。 ニ…
勝手に「現金支払いできない店舗リスト」をつくっているが、そのなかにずっとリスト入りしていたのが、名画座の新文芸坐。従来は「友の会」になって券売機に現金を投入していたが、やっと名画座にもITC活用の波が来てシステムが一新された。「プレ会員」を経て、今回「アプリ会員」になって忠臣蔵を見た。【定期ツイート】現在、友の会会員の入会・更新受付は終了となりました。「プレ会員」の募集も終了いたしました。今後は現在募集をしている「アプリ会員」をご利用ください。🔻「プレ会員」のお客様へ移行のご案内https://t.co/Wf92U954yf⭐️友の会の有効期限に関しては画像をご確認ください。 pic.twit…
名画座二本立てのうちの一本。フランス語っていいなぁ。意味わからなくても響きだけで恋愛映画って感じしませんか?でも本作は残念ながらセリフ少なめ。代わりに表情とか視線とか…「大人な」恋愛映画です。 「ふたつの部屋、ふたりの暮らし」 引用:映画.com フランス、アパルトマンの最上階。向かい合う部屋にそれぞれ一人暮らしをする女性二人。仲良しの隣人を装うが実は愛し合う恋人同士。ニナは独身。マドレーヌは夫を亡くし子供二人は既に独立。部屋を引き払い外国で一緒に暮らす計画を立てるものの、マドレーヌは子供達に自分達の事を打ち明けられずにいる。そんな中マドレーヌは急な病に倒れ会話もできない要介護の状態に。心配す…
モノクロ画面のノスタルジックさとホアキン・フェニックスの珍しく「いい人」感漂う予告編に惹かれて。平日の名画座で。 「カモンカモン」 引用:映画.com 主人公(ホアキン)はNYに住む独身のラジオジャーナリスト。各地の子供(ティーンエイジャー)を相手にインタビューしその内容を編集して番組を構成している。その彼が長らく疎遠にしている妹から甥っこを預かる事になる。ほんの数日の予定が諸事情が重なり何日も共に生活していくうちに、口論やすれ違いも交えつつ交流を深めていく、というヒューマンドラマ。 こう書くと、子供に振り回される独身男の定番ドタバタコメディーが予想されますが、本作では(迷子になりかけるという…
度々お邪魔している神楽坂にあるギンレイホール。二本立てが楽しめる名画座ですが、ビルの老朽化に伴い立ち退き・移転するそうです。 地下鉄飯田橋駅出口すぐの、ビルに挟まれた建物。レトロっぽい看板がいい感じですね。1974年創業だそうです。クラブ会員のパスポートをお持ちの常連さんもたくさん来られている様子(受付前でパスを出される方結構いらっしゃいました)。今日が平日お昼間だからなのか、私が来る時は「たまたま」なのかいつも割と年齢層高めで落ち着いた雰囲気なのが嬉しいところ。 私の記憶ではコロナ前は館内飲食OKだったような気がするのですが、今は飲み物のみ可。 11月27日までは通常通りに営業され、移転・再…
映画の聖地よ永遠なれ 大学に入学した時、映画についてまったくの門外漢だった私は、新たに知り合った映画好きな友人たちの影響で、毎月発売される映画情報誌『ぴあ』で名画座の上映予定にチェックを入れて、まさに日課のように出掛けていた。おかげで3年生の終わりには千数百本の映画を観了するまでになっていた。 洋画8割、邦画2割程度の割合で観ていたが、どの名画座もすべて3本立て、一日3回上映が基本で、入れ替えはなし。3本×3回観ても(たしか)300円だった。 ちなみによく行っていたのは、4年間住んでいた国立の『国立スカラ座」は当然のこと、飯田橋『佳作座』、神楽坂『ギンレイホール』、銀座『並木座』、池袋『文芸坐…