学校で命の授業を受けてきた南(5年生の時)の質問。 「ばーば、命ってなーんでしょ?」 「あなたはどう思うの?」 「死へのカウント・アップ装置だと思う」 「カウント・アップ?」 学校で習ったという割には先生の話をちゃんと聞いてなかったようだと勘繰る。 「カウント・ダウンだと死ぬ時が決まっていなければならないでしょ」 「ばーばは、決まっていると思うわよ」 「でも人の命はそうではなくて、おおよそ決まっているのだけれど、日ごろの行いによってその命がのびたりちぢんだりするんだよ。だからカウント・アップじゃなきゃダメだと思う」 「授業を心で聞いて、しっかり頭で考えていたのね」 とほめました。 「ばーばはそ…