日本の40歳未満の若い女性の子宮頸がんの罹患率(人口10万人あたりの患者数)の推移は、全国がん登録データから以下のとおりであることが明らかになっています。 出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録) これをみると、25-29歳・30-34歳の年齢層では、大幅に罹患率が減少しています。この減少傾向を、子宮頸がんワクチン普及の効果と考えるのは全くの誤りです。 なぜなら、30-34歳の年齢層には子宮頸がんワクチン接種者はほとんど含まれていませんし、25-29歳の年齢層でも、子宮頸がんワクチン接種者が含まれるのは一部(2019年に25歳になる女性)に限られるからです。そのこ…