毎年,地学の講義をしている中で必ず取り扱う用語の一つに「反時計回り」というのがあります。地球は1日1回自転をしています。地球を北極の真上から見た時に,反時計回り,つまり時計の針が進む方向と反対の方向に回転をしています。 反時計回りとは,時計の針が進む方向と反対の回転方向 この「反時計回り」という言葉を回答する試験問題を,毎年ではないですがよく出題します。出題した時に必ず出てくる誤答で, ”半”時計回り というのがあります。この「半時計回り」という誤答が必ず出てくる,注意してね,という話を毎年学生にするのですが,絶対にこの誤答が出てきてゼロにならないのです。学生に注意してねと話をする時,学生みー…