『◇断腸の思い (中国の故事成語) 中国南北朝の宋の劉義慶が編纂した、後漢末から東晋までの著名人の逸話を集めた逸話集『世説新語(せせつしんご)」の「黜免(ちゅつめん)篇」がその由来である。東晋の武将桓温が、蜀に攻め入ろうとして、舟で三峡を渡ったとき、従者が猿の子を捕らえて舟にのせた。母猿が悲しい泣き声をたてながら岸沿いに追ってくる。ついに舟に跳び移ったが息絶えた。その腹をさいてみると腸がずたずたであった。この話を聞いた桓温は、その従者を罷免した。母猿の姿から「腸がちぎれるほど、悲しくつらい」ことを示す言葉となった。』 政治家が、「断腸の思い」と口にしているのを見ていると、非常に軽い印象を持って…