Toyama Shigehiko, MR. 英文学者、言語学者、エッセイスト。
1923年、愛知県の生まれ。1947年、東京文理科大学英文科卒。東京教育大学助教授、お茶の水大学教授、昭和女子大学教授を歴任。著作多数。
思ってばかりから抜け出すために読んだ「自分の頭で考える」レビューの続き。 books-limelight.com 知識を得ること、思考することは両立が難しい。それをうまく回すためには、"忘れる"ことが重要だという。なんとなく、たくさん知識があるほうが思考も深くなる気がしていた。矛盾する理論に感じたけど、最終的に納得した。 結論からいうと、日々意識的に「忘れる時間をつくる」ことで、脳みそに空きスペースができる。それが思考する時の助けになるよということ。 今日はこの忘れる理論を、自分が使えるところまで落とし込む作業をしていく。 自分の頭で考える 作者:外山 滋比古 中央公論新社 Amazon 知識…
最近また、「思う」量が増えている。 朝起きて「思う」、ご飯を食べて「思う」、誰かと話しながら「思う」。思ってばかりでとても疲れる。本にも集中できなくて、同じ本を読んでばかりだ。これでいいのか?不安になる。 そこで、なにか刺激になればと「思考の整理学」で知られる外山滋比古の著書「自分の頭で考える」を読んだ。 自分の頭で考える 作者:外山 滋比古 中央公論新社 Amazon 本の内容をざっくりと 日記より予定表 思うのと考えるのは違う 同じ時に同じことを考えている人が 本の内容をざっくりと 著者が晩年に出した「考える」ことに関するエッセイ。どこから読んでも構わない、砕けた感じの本だった。 印象に残…
自分の頭で考える (中公文庫 と 12-11) 作者:外山 滋比古 中央公論新社 Amazon 自分の頭で考える (中公文庫 と 12-11) 著者 : 外山滋比古 中央公論新社 (2013年2月23日発売) f.2024/2/29p.2013/3/15 from amazon site どうしてあの人の発想は独創的なんだろう? そう思ったことはありませんか。必要なのは、強くてしなやかな〈本物の思考力〉です。人生が豊かになるヒントが満載の爽快エッセイ。 外山 滋比古1923(大正12)年愛知県生れ。英文学者、文学博士、評論家、エッセイスト。東京文理科大学英文学科卒業後、同大学特別研修生修了。’…
「人生二毛作」のすすめ―脳をいつまでも生き生きとさせる生活 著者 : 外山滋比古 飛鳥新社 (2010年3月1日発売) 「人生二毛作」のすすめ―脳をいつまでも生き生きとさせる生活 作者:外山 滋比古 飛鳥新社 Amazon f.②2023/12/29f.①2013/9/10p.2010/4/15 from amazon site 内容(「BOOK」データベースより)老いてなお、意気軒昂にすごすには?退屈しない生き方の極意。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)外山/滋比古英文学者、評論家、文学博士。1923年愛知県生まれ。東京文理科大学英文科卒業後、51年に雑誌『英語青年』編集長に就任。…
おはようございます。 読書がライフワークになっている 医療業界のコンサルタント ジーネット株式会社の小野勝広です。 あなたにとって 人生を賭けてすべき仕事って どんなものでしょうか? それはね…と 即答できる人は そんなにいないと思うんですよね。 私たち日本人は 右肩上がりの経済成長を経験したことにより 仕事とは何だ?とか なぜ働かねばならないんだ?という 哲学的な思考が薄いような気がするんです。 これはキャリアに関しても同様で 今までは特別に意識しなくても 定年退職まで普通に働けたわけですけど 時代は段々とそれを許さなくなってきています。 もっと多角的に仕事や働くということを 深く追求してみ…
最近「思考の整理学」という本が衝撃的だったので所感を書いていきます。 「思考の整理学」とは英文学者の外山滋比古氏によって書かれた本です。連作エッセイの形を取っています。 本書は、40年にわたるロングセラーかつ大学生協におけるベストセラーです。その名目で書店に平積みにされていることが多いため書影を見たことがある方は多いかもしれません。 思考の整理学 (ちくま文庫)作者:外山 滋比古筑摩書房Amazon 調べてみるとWikipediaに個別項目があるので詳しい概要はそちらを参照してください。 ja.wikipedia.org
世界一短い手紙といえば、ヴィクトル・ユゴーのそれが有名ですよね。 本の売れ行きを出版社に尋ねる彼の手紙「?」に対して、担当者の「!」という返事。 見事という他ないですね。 この本『こうやって、考える。』にも、短い手紙が紹介されています。 その短い手紙というのが、 「アナタ」 南極に行っている夫に新妻が正月に送った電報だそうです。 うわー、切なさがハンパないです。 「?」も「!」も「アナタ」も、これだけではただの記号ですが、 シチュエーションが加わると、想像が広がり何よりも雄弁に語ってくれます。 この本『こうやって、考える。 (PHP文庫)』は、外山滋比古氏の箴言集です。 彼のこれまでの著作の中…
朝飯前、と言うのは。 読んで字の如くでして。 朝食にする前に行うことと言うのは。 捗ることが多いので。 何か口にする前に。 やるべきことを行なってしまう、と言うのはいかがでしょう。 ふとうたた寝したら、もうその時を朝としてしまってもいいです。 別に日が昇った辺りから、と限定するモノではないのです。 ご自身で、朝を自由に設定してしまっても構いません。 なんなら、就寝のつもりが途中で目が覚めてしまった、と言うのでも構いません。 眠れる気がしないなら、何かやってみましょう。 すんなり、事が終わるやもしれませんから。 ……なんてことを、書いてある本があったと思うんですが。 なんでしたっけねー
ここ10日くらい?本が読めなくなりました。厳密にいうと小説です。転職して1年とちょっと、1日だって欠かしたことはないのに。まぁ、長い人生こんなこともありますね。読みたくないんだから仕方がないと思いつつ、読みたい本はまだまだある!このジレンマと向き合ったらいい感じに方向がつかめたので、記事にします。 読めないのは死活問題 原因はきっと読み疲れ(読書の幅を広げすぎた) 読書レベルアップの予感 "俯瞰(ふかん)読み”体得への道を模索 ◆勉強しはじめたのは「読み」の整理学(外山滋比古著) 読めないのは死活問題 わたしは仕事でフラストレーションがたまったとき、好きな文章を読む+自分で好きなように書くと解…
どうやら、学校教育の課題は、知識の伝達の比重が大きすぎて、新しい知識を生み出す思考法の訓練は足りていないようだ。 クレイグ・アダムス氏の「賢い人の秘密」を読んだら、外山滋比古氏の「思考の整理学」のこの一節を思い出した。 われわれは、花を見て、枝葉を見ない。かりに枝葉は見ても、幹には目を向けない。まして根のことは考えようともしない。とかく花という結果のみに目をうばわれて、根幹に思い及ばない。 知識も人間という木の咲かせた花である。美しいからといって花だけを切ってきて、花瓶にさしておいても、すぐ散ってしまう。花が自分のものになったのでないことはこれひとつ見てもわかる。 「賢い人の秘密の一節」 教育…
個人の関心で「頭がよくなりそうな本」を講読しています(「頭がよくなりそうな本をたくさん読むのは頭がよくないのではないか」とのご指摘をいただいていますが)。 そのうち比較的、読みやすいと思われる戦後日本で発表された文献の感想を、2024年に1カ月に1回の予定で共有しております。 今回は、民族学者の故・梅棹忠夫(うめさお・ただお)氏が1969年に発表した『知的生産の技術』を紹介します。 前回、紹介した小泉信三の『読書論』の他、文化人類学者の故・川喜田二郎氏の『発想法』など、京都大学の同僚たちの方法を学問分野を超えて紹介し、議論を提起した文献です。 最終章は、2025年を前に読んで衝撃を受けました。…
HR/HMに関する本を買う際にもなにかと金が必要なこの頃、最近はAudibleを使ったり、電子書籍で読んだりすることが多くなっていると自分自身感じている。ちなみに、エアロスミスの本はタワレコで買っている(そもそも電子書籍はあるのだろうか)。 12万冊(?)以上が聴けるAudible(オーディブル)が今なら(5/9まで)2ヶ月無料!お試しはこちらより!急げ!↓ どうにも最近味気なくなってきている私の生活に彩を添えたいと、永遠の名著とされる外山滋比古「思考の整理学」を読もうと思っているのだが、なかなか図書館まで足が伸びないのでどうしようかと悩む一方、私の部屋への整理学の導入は当面見送りになりそうな…
悪とは何か。弱さから生じるすべてのものだ。 (ニーチェ) 【大衆の生態】 【弱者の良心】 【罪人の良心】 【同情の害悪性】 【反逆の強者】 【希望】 【自己犠牲と変態】 『参考文献(?)』 【大衆の生態】 「大衆」とは、ひとりでは右顧左眄眼を彷徨わせて命乞いすることしかできない「貧弱な小人物」だが、寄り集まると大義名分という暴力的動機を手にし、一般的な価値基準から逸脱する存在を踏み躙り、高々と吊るし上げ、首を晒して血祭りに上げ、共同体から葬り去ろうとする「巨悪な集産体」だ。 彼らは、自分の"身の保全"を至上価値に掲げ、危険を感じる人物を察知するや否や、その「不純物」を鉦や太鼓で放逐しようと躍起…
同世代の友人や知り合いにコンサル会社・コンサルティングファームと呼ばれる組織に属している人はよくいますが、私が属する会社にコンサルと呼ばれる人が口を出し始めたのは最近のことです。会社でいろんな施策が講じられている点については、私は環境に不満も何もないです、いつも「から騒いでいるな」と斜に構えてみています。ただコンサルと呼ばれる人達に共通するなんとも言えない気持ち悪さをずっと持っていて、それをわかりたいなとおもっていた際に、Kindle様がレコメンドしてくれたので、手に取りました。 図解 コンサル一年目が学ぶこと 作者:大石哲之 ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon 内容はすごくわかり…
趣味は読書です と偉そうに趣味と言えるほど本を読んでるわけではありませんが本を読むのは好きです ご存知の通り本は紙でできています 昨今「脱炭素」などと言われている中で紙を使うのはあまりよく思われていないようです 僕自身電子書籍を読むこともありますがやっぱり紙の本の方が好きです 224ページの紙の本1冊を作って廃棄するまでに出る温暖化ガスは500ミリリットルペットボトルを5本生産・消費する時の量と同じくらいだそうです 二酸化炭素(CO2)換算で、およそ1.1キログラム これが電子書籍になると紙の5分の1で済みます 何も対策を打たずに紙の本を出し続ければ時代の脱炭素の流れに逆行しかねない状況です …
最近1週間以内にブックマークした話題の中から特に気になるものをまとめた、週刊まとめ記事「ぐるぐるマガジン。」のコーナーです。 記事末尾ではKindleストアのセール情報も一部掲載しておりますので、よかったら参考にどうぞ! ではではいってみよー!
今更ながら、昨年読んだ本をまとめました よろしければ 漫画 『靴の向くまま(1)-(2)』 みやびあきの 講談社 『税金で買った本(1)』 原作 ずいの 漫画 系山冏 講談社 『月刊少女野崎くん(15)特装版』 椿いづみ スクエア・エニックス 『ばらかもん(1)-(3)』 ヨシノサツキ スクエア・エニックス 『ハクメイとミコチ(8)』 樫木祐人 KADOKAWA 『メンタル強め美女白川さん(1)』 獅子 KADOKAWA 『気になっている人が男じゃなかった(1)』 新井すみこ KADOKAWA 『きょうの猫村さん(1)-(3)』 ほしよりこ マガジンハウス 『喰う寝るふたり 住むふたり 続(4…
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); わたしは定職につかず、マイペースにできるフリーランスの仕事をこなしながら生活しています。 働くのは午前中だけで、稼ぐのは最小限。 つまりほぼほぼ無職(ニート)のような暮らしです。 この記事では、そんなわたしが無職になるにあたって参考にした本や、ためになる本を紹介します。 どんな事情があったのかわかりませんが、ただ今絶賛無職中の人に読んで欲しい。 無職を続けたい人のための本。(①~⑦) 逆に無職から社会復帰を予定している人のための本(⑧~⑪) も紹介します。 いづれにしても無職のうちに読んでおけ…
知のトレッキング叢書 考えるとはどういうことか 作者:外山 滋比古 集英社インターナショナル Amazon 40年くらいまえに夢中になって読んだ渡部昇一や外山滋比古の本。当時は知的生活に憧れていたなあ。久しぶりに再読しましたよー!名著というのがよくわかった!♪ 「外山流・思考術の集大成がここに。経験を軽視し、自分の頭で考えることが苦手になった日本人が自由思考を手に入れるためには?超ロングセラー『思考の整理学』の著者が提案する発想のヒント。「球面思考」「第四人称」「触媒思考」、さらに、「曖昧の美学」「民族論理学」「二次的創造」など」そのエッセンスを紹介しよう。 ・知ることと、ものを考えることは、…
プロブロガー歴6年のわたしがおすすめする文章術の本を紹介します! 特に同じブロガーやウェブライターの人に読んで欲しい本を厳選。 ウェブ記事の文章は簡潔さが求められるので、小説やエッセイを書きたい人にはすこし不向きな内容です。 逆にサラリーマンのプレゼン資料の文章なんかには簡潔さが求められますから、そういった人にもおすすめ。 文章力が身につくおすすめ本3選 ①基礎的な文章力が身につく『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』 ②スランプの薬『書ける人になる!魂の文章教室』 ③文章術+仕事術『取材・執筆・推敲 書く人の教科書』 おすすめ本から学んだ、文章力が身につくコツ5選 文章力が身につくコツ…
2024年3月の読書メーター読んだ本の数:13冊読んだページ数:3694ページナイス数:25ナイス https://bookmeter.com/users/1470825/summary/monthly/2024/3■「家庭」の誕生 ――理想と現実の歴史を追う (ちくま新書 1760)読了日:03月01日 著者:本多 真隆https://bookmeter.com/books/21615403 ■英語で読む老人と海 (IBC対訳ライブラリー)漁の描写が大半を占め、英文がリライトされているものなのもあって、似た表現が繰り返されていた。その点以外は良かった。対訳で、単語やイディオムもページ下にのっ…
眠い。外山滋比古氏の「思考の整理学」に書いてあった朝飯前作業法を猿真似してみたらすげえ眠い。寝足りてないな。すぐそこまで睡魔がきてて、だいぶ安楽な気分でいるときに、既に暗雲が立ち込めていたもんな。お茶飲んだのミスったかな…と心配しながら目を瞑ったら案の定、尿意で眼がさめた。 この本は以下リンク先の記事で取り上げられていたのをきっかけに借りた。以下サイトでは一つずつ借りて読んでいこうと思えばしばらくの読書には事欠かない数の紹介がされていると思うので、興味ある方は是非。 今回の「思考の整理学」は面白い。本を読んで、久しぶりに自己啓発されていく感じといおうか。約40年前に初版が出たらしいが、そこに書…