多摩川　いかだ

はじめに 造り酒屋「かくみせ」が載っている資料の記事 現在の地図で、資料にある狛江市内のグリーンハイムの位置を確認する グリーンハイム前の道の写真 現在のグリーンハイムは、明治時代の地図ではどこになるのか さらに古い地図で、現在のグリーンハイムの位置を見る 明治時代の品川道を、現在の地図に載せる グリーンハイムの前には明治時代の品川道が残っていた 造り酒屋「かくみせ」があった四つ角の風景 品川道はゆるやかに曲がっていた はじめに 筏乗りたちが帰る道の途中には、いくつかの飲み食いの店がありました。 狛江にも、お酒を出す店があったのです。 そのお店の名前は「かくみせ」と呼ばれていて、品川道にありま…

ＪＲ南武線の矢野口駅から、トコトコ歩いています。 むかし昔、多摩川の筏乗りたちが歩いた「筏道」を探して、ここから調布の町まで歩きますよ。 そして橋の上から見た多摩川の流れです。 イラスト風にしました。 見てのとおり、多摩川の脇に大きなマンションは立ちましたけど、たぶん古い時代でも、この流れ方は同じだったのでしょう。 今日の一枚・多摩川いろいろ 多摩川の筏乗りたちが歩いて帰った道「筏道」を探した記録です。 ●記録 月日：２０２３年１１月２８日 火曜日 時間：午後 場所：調布市内 距離：徒歩

１．筏の松 ２．川崎側の矢野口の渡し場を望む ３．広く残った昔みち ４．「旧品川みち」の案内 ５．路地になった「旧品川みち」 ６．大通りと出会う昔みち 話のいどころ それぞれの話 １．筏の松 多摩川の上流から筏に乗った筏乗りたちは、この松に筏を繋いで休憩をしたそうです。 それで呼び名も「筏の松」になりました。 当時、松の木は二本あったそうで、目の前の切り株も二つありました。 つぎの二枚の写真は、調布市郷土博物館に展示してあったものです。 筏の松を伐採する直前に撮ったもので、たいへん貴重な写真です。 《出典》調布市郷土博物館・利用申請済 ２．川崎側の矢野口の渡し場を望む 多摩川右岸になる川崎側の…

文献にある左岸筏道をGoogleマップに作成する このGoogleマップ地図は、参考にさせてもらった文献にある紙の地図から作成しました。 下記は、地図が掲載されている文献です。 左岸の筏道のための文献著 者 ： 平野順治発行年 ： １９７９年編 集 ： 大田区史編さん委員会出 版 ： 東京都大田区書 名 ： 『 史誌１２ 』記事名 ： 「 消えゆく筏道 ある歴史の時間のなかで 」ページ ： １６－１７の地図 地図中の明治・大正期の筏道 次 の ペ ー ジ 「左岸の筏道で見つけた話」のそれぞれ 大田区 世田谷区 狛江市 調布市 府中市

図書館で「筏流し」の解説が載っている書籍は、いくらか見つかります。 ところが、筏道について書かれた出版物は、ほとんどありませんでした。 筏道の記事があったとしても、” 筏道があった ” という程度のものです。 そんな少ない資料のなかで、下記の書籍が目に留まりました。 当サイトでは、記事内の引用の多くは下記の書籍からです。 左岸の筏道のための文献著 者 ： 平野順治発行年 ： １９７９年編 集 ： 大田区史編さん委員会出 版 ： 東京都大田区書 名 ： 『 史誌１２ 』記事名 ： 「 消えゆく筏道 ある歴史の時間のなかで 」ページ ： １６－１７の地図 地図中の明治・大正期の筏道 右岸の筏道のた…

左岸と右岸の筏道全体を地図で見る 多摩川の筏道の全体はどうなっているのでしょうか。 つぎの地図は多摩川の筏道の全体図で、立体地図にしました。 筏道は多摩川の左岸と右岸にありましたので、当サイトでは左岸と右岸のそれぞれの筏道について述べます。 左岸と右岸の筏道の全体 当サイトでは、多摩川左岸の筏道の全長は７６ｋｍ、右岸の筏道は２３ｋｍとしました。 次の地図は、現在の地図に示した、左岸と右岸の筏道全体です。 筏道の順路を赤色と青色の線で示します。 当サイトで扱う範囲は羽田から府中まで 次の地図は、現在の地図に示した、当サイトで扱う左岸と右岸の筏道の範囲です。 多摩川の流れ方と両岸の筏道がよくわかり…

登戸の渡しから甲州街道までの順路を描く 引用文献にある記述 明治期の地図で作る順路 全体図 登戸の渡しから甲州街道まで 分割１ 登戸の渡し ～ 和泉地区 分割２ 和泉地区 ～ 矢ケ崎地区 分割３ 矢ケ崎地区 ～ 甲州街道 引用文献にある記述 多摩川右岸の順路作成には、参考資料『多摩川の筏流し』の内容を引用しました。 そのなかの登戸の渡しの場面に、右岸から左岸へ渡る記述がありましたので、次に示します。 そして、登戸の渡しの場所は、神奈川県川崎市多摩区登戸です。 それから二子の筏宿・亀屋に寄って一休みし、川沿いの道を選んで、宿河原堰のところから登戸の渡船場に着く。 上述のようにここで左岸へ渡る者も…