江戸の侍・村尾嘉陵(1760‐1841)が府中の六所宮(大國魂神社)を参詣した時に歩いた道筋を辿った話の続き。調布駅前を過ぎ、日本橋から六里(約24km)の小島一里塚跡を過ぎたところから。 peepooblue.hatenablog.com 「下石原、上石原などを過ぎて行く。この辺りの路には石が多い。ゆえに石原というのであろうか。ここから西南の林のはずれに向山が見える」(現代語訳:阿部孝嗣) 調布の繁華な中心街を過ぎ、鶴川街道の交差点を過ぎると、調布市下石原。昔の布田五宿の一つ、下石原宿である。石原とは多摩川中流の石の多い河原に由来すると言われ、初期の村落は多摩川低地にあった。それが甲州街道の…