筏道

ただいま、府中市内の立川崖線に沿って歩いています。 写真で、左にある石標には「いかだみち」と刻まれてました。 そうなんです、その昔、多摩川の筏乗りたちが、六郷から歩いて帰った道と言われている「いかだみち」なのです。 この辺り、崖線のギリキリを通っています。 細い道に沿って、ケヤキの大木が道をふさぐように茂っていました。 府中市が設置した案内には「府中崖線」とありますね。 人間が付ける呼び名はいろいろでも、昔からの自然は同じです。 国分寺崖線のいろいろ 月日：２０２４年１１月９日 土曜日時間：午前場所：府中市内距離：徒歩

品川区の広報誌「しながわ」 品川道について調べていたら、この記事が目に留まりました。 これは品川区の広報「しながわ」です。 平成２８年（２０１６）５月１日の１９９７号です。 そしてタイトルが「品川道ー古を伝える道」という、わたしにとっては、とても気になるものでした。 古い道と記念碑 この広報誌を読むと、いくつか気になる言葉がありましたので一覧にします。 「お浜降り」の推定ルート 中世の品川道（推定） 「品川道」の記念碑 江戸時代の品川道道標 説明にある言葉「品川道は世田谷区に入ると筏道と呼ばれる」 この記事には、古い道とその記念碑が盛りだくさんです。 一覧ページへもどる 筏流しと筏道に関連する…

はじめに 大國魂神社の「お浜降り」をホームページで正しく知る 「お浜降り」の道順を記録した日記の解説 日記の解説から「お浜降り」の順路がわかる言葉を抜き出す 作図の結果・「お浜降り」の推測順路を示す 作図の方法・「お浜降り」の順路を描くには 想定すること 想定から順路を決めるには 順路作成に使う地図 地図に順路を描く例 細かく作図する・地図に順路を描く 府中 ～ 豪徳寺 豪徳寺 ～ 目黒不動 目黒不動 ～ 荏原神社 結果と考察 結果 考察 出典引用一覧 はじめに 多摩川の筏道を探っていくと、府中市から品川までの「品川道」の話が出てきます。 また、いくつかの資料によると「筏道は品川道だった」とい…

多摩川の筏道について、あれこれ探しています。 そんななかで、「国分寺崖線」が浮上してきました。 そこで、ＪＲ国分寺駅前から田園調布４丁目まで、国分寺崖線の上を歩きました。 直線距離で２６ｋｍでした。 その写真記録を別のブログ「多摩川の筏道」に載せましたので、よかったら見てください。 記事「国分寺崖線の高低差を探る」>>リンク先へ そして下の絵は、国分寺崖線の上を歩いた範囲を立体的に加工したものです。 崖線のイメージをわかりやすくするために、全体の縦方向を１０倍にしました。 《出典》国土地理院「自分で作る色別標高図」で作成 絵の左下端がＪＲ国分寺駅周辺で、国分寺崖線が続くいちばん奥が田園調布です…

筏道を歩いていると、いろいろ気が付くことがありますよ。 この場所もそのひとつです。 ここは狛江市と調布市の境です。 そして今回は、筏道にある道路標識の「品川」について探ってみます。 まずは、写真を見て、ブロンプトン君がある電柱の右側に道路標識が見えますね。 そしてブロンプトン君の左側にも道路標識があります。 では、この道路標識にズームイン。 まず、右側の標識です。 こちらは調布市側で、表示は「旧品川みち」になっています。 そして、ブロンプトン君の左側の標識がこれです。 こちらは狛江市側でして、表示は「品川道」でした。 つぎの写真は、筏道を狛江市側から調布市側を見ています。 この写真を撮りながら…

北見方には長崎堤防があった 北見方には長崎山もあった 地名辞典で長崎山の所在地は「北見方３５５」 「北見方３５５」を古い住宅地図で探す 新旧の地図で見る「長崎山」と「長崎堤防」 「北見方３５５」は、現在の地図ではどこなのか 「北見方３５５」の位置を、明治時代の地図で見る 北見方には長崎堤防があった では、当サイトの別の記事、「右岸の筏道（３） 引用文献から明治期の地図に右岸順路を描く」の「平間〜諏訪の一本松」で使った引用文を確認します。 つぎのような内容です。 その先は無堤防なので、丸子、小杉、宮内と府中街道を歩き、北見方の長崎堤防を通って、諏訪の一本松のところに出る 《引用文献》平野順治,2…

はじめに 造り酒屋「かくみせ」が載っている資料の記事 現在の地図で、資料にある狛江市内のグリーンハイムの位置を確認する グリーンハイム前の道の写真 現在のグリーンハイムは、明治時代の地図ではどこになるのか さらに古い地図で、現在のグリーンハイムの位置を見る 明治時代の品川道を、現在の地図に載せる グリーンハイムの前には明治時代の品川道が残っていた 造り酒屋「かくみせ」があった四つ角の風景 品川道はゆるやかに曲がっていた はじめに 筏乗りたちが帰る道の途中には、いくつかの飲み食いの店がありました。 狛江にも、お酒を出す店があったのです。 そのお店の名前は「かくみせ」と呼ばれていて、品川道にありま…

はじめに 資料で探る 立川崖線とは 立川崖線の範囲を立体地図で見る 立川崖線は地域によって府中崖線、布田崖線と呼ばれる このページでの呼び名は「立川崖線」 歩いて探る 立川崖線の全体と歩いた範囲 歩いた範囲を拡大地図で見る 歩いた記録 歩いた範囲と観察地点Ａ～Ｌ 観察地点の高低差一覧 これから使う図の見方 観察地点１２カ所の一覧 まとめ 歩いた範囲の高低をグラフにする 立川崖線は二段階の高低差 関連記事 出典・引用元 はじめに ご存知のように、国分寺崖線は有名な崖線です。 ところで、" 立川崖線 ”という言葉を聞いたことがあるでしょうか。 立川崖線は国分寺崖線よりも多摩川に近いところにある崖線…

はじめに 二つの神主日記を使って「お浜降り」の道を探る方法 方法１）二つの日記から、道筋を決める注目地点を選び出す 神主日記 安永８年（１７７９）４月２５日を確認する 神主日記 天保１４年（１８４３）４月２５日を確認する 二つの日記から、神主たちが歩いた順路の上の注目地点を探す 方法２）選んだ注目地点を現在の地図の上に示す 馬引沢の場所を資料で調べる 拡大図 現在の地図に馬引沢の範囲を示す 神主日記のなかの注目地点になる場所を現在の地図に示す 方法３）現在の地図の上に示した注目地点を迅速測図の上に写し、道筋を描く 全体図 詳細図 作成した「お浜降り」の道を立体地図で見る 作成した「お浜降り」の…

ハイ、ここは京王線の飛田給駅の近くです。 別のブログ「多摩川の筏道」の件で、立川崖線に沿って、崖のギリギリを歩いています。 この写真のように、ここが崖の上だということを、電柱さんも証言していますよ。 では、トコトコ歩いて撮った、立川崖線ギリギリの写真です。 この階段、酔っぱらって踏み外したら・・・ そして、崖線の高低差を立体地図で見ましょう。 カメラの絵は、撮影した方向です。 成城学園の崖線にある「ビール坂」をコネクリ回す 月日：２０２４年１１月１４日 水曜日時間：午後場所：飛田給のあっちこっち距離：徒歩

本屋さんの精神世界やスピリチュアルの 棚に行くようになった。 以前の私とは、明らかに手に取る本の 傾向も変わったなぁ、と苦笑い(^_^;) ８月のいつだったか、 本屋さんに行って、瀬織津姫関連の本を 手に取った。 チャネリングした内容が書かれていた。 つまり、瀬織津姫の言葉として受け取った のを、本にしていた。 あー・・・ これは、もう信じきってないと 読めないよねぇ・・・ 「あやしい」で昔の私だったら 片付けちゃう。 しばし 心の葛藤。 で、中身をパッと開いた。 そして、開いたページに目が釘付け。 詳細な理由は書けないけど。。。 でも、その釘付けになった言葉は "ゆききの道"ー。 心が飛び出…

ハイ、別のブログ「多摩川の筏道」の件で、府中市内をウロウロしています。 そして大國魂神社に来ました。 大きな提灯が、目いっぱい並んでますよ。 それもそのはず、今月は酉の市でした。 さっきから、わたしの周りには、七五三の衣装を着たちびっ子たちが、飴の袋を持ってトコトコ歩いています。 そんなピカピカのちびっ子の周りを、お父さんはあっちへこっちへ。 そうなんです、お父さんはちびっ子の専属カメラマンでした。 大國魂神社のアレコレ 月日：２０２４年１１月８日 金曜日時間：午後場所：府中市内のあっこっち距離：徒歩

はじめに 「お浜降り」（おはまおり）とは 「お浜降り」の道を地図に描く方法 記事本文 「六所宮神主日記」の「お浜降り」を読む 神主たちは滝坂道を使った 滝坂道とは 現代版・滝坂道を描く 明治版・滝坂道を描く 明治時代の地図に描いた滝坂道は、その道筋に実際の道があることを確認する １００年経っても道筋は変わらない 「明治版・滝坂道」を使って、江戸時代中期の「お浜降り」の道を描く 付録 GoogleMapで見る 滝坂の傾斜具合を調べる 昔の道を探すのに決定打はない 出典引用一覧 はじめに 別の記事『古い品川用水に沿って探す「お浜降り」の道』では、参考にした品川区ホームページ「品川歴史散歩案内江戸時…

はじめに 資料で探る・参考資料と立体地図で見る国分寺崖線 国分寺崖線とは 国分寺崖線の範囲を一般地図で見る 国分寺崖線の範囲を立体地図で見る 引用文と立体地図・詳細１ 引用文と立体地図・詳細２ 引用文と立体地図・詳細３ 歩いて探る・国分寺崖線上を実際に歩いた全体図 国分寺崖線の全体範囲と歩いた範囲 歩いた範囲を立体地図で見る 国分寺崖線の立体地図を斜め上から見る 歩いた範囲で採集した観察地点での高低差 記録・崖線上の観察地点から崖下を見る 歩いた区間・国分寺駅～深大寺元町５丁目 歩いた区間・深大寺元町５丁目～成城３丁目 歩いた区間・成城３丁目～上野毛３丁目 歩いた区間・上野毛３丁目～田園調布４…