曹洞宗宗門庁運営企画室が昨年11月に公表した「曹洞宗 2045年 予測」がかなり衝撃的な内容であるとお伝えしましたが、これを踏まえた同室による「宗務ビジョンの提案」の一部が先月発表されましたのでご紹介します。 ここで「曹洞宗 2045年 予測」のポイント振り返ります。 1.曹洞宗の僧侶の数は加速度的に減少し、教師資格を持つ僧侶は3分の1減の約10,500人となり、寺院数の約14,400カ寺を大きく下回る。 2.30歳以上の若手教師は現在の約2,000人から約500人に激減、教師の3人に2人が60代以上という超高齢化が進む。 3.永平寺、總持寺の両大本山への新到掛塔僧(新しく入山する修行僧)は合…