川越の喜多院で枯山水「曲水の庭」を目にして以来、枯山水のことが頭から離れなくなってしまった。熱しやすく冷めやすいわたしなので、熱が引いてしまう前に枯山水のことを学ぼうと図書館で借りたのが、こちらの本。 日本庭園について知識のない初心者にも分かりやすい解説が良い。 大変参考になった!良い本に出会えたと満足している。ここで分かったことをまとめてみたい。 「枯山水」という言葉が日本の庭園史上初めて出てきたのは、平安時代後期の日本最古の作庭秘伝書『作庭記』である。この時代の枯山水は、水とは直接関係のない場所に、自然の景観を表現するために立てられた石組をそのように呼んだものだそうだ。(18ページ) 鎌倉…