NHK朝の連続ドラマ「ばけばけ」の映像世界に惹かれています。朝ドラマ史上最も「暗い」映像と言われたりするそうですが、人生の光と影の機微を映像世界のなかにも込めようとしているとか。 画面全体がどこか銀青みがかり、背景の多くが少しピンボケに映し出され、自然光あるいは行灯の明りで、人の表情がぼおっと照らし出される。仄暗いなかに、人や事物が浮かび上がるような雰囲気です。 映像を観ながら、谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」を思い起こしました。文章で書かれた世界観が、実写の映像世界に置き換えられたような感覚に心地よさを感じています。 映画には、ぼくにとって映像に惹かれるものが多くあります。 アンドレイ・タルコフスキ…