7月20日 晴、やや湿度が下がったらしく、過ごしやすい。 ○鉢植えの朝顔が咲いた。 大輪ではないので、見た目はずいぶん温和しい感じの花になった。 清楚なというのが、第一印象であった。 昔から朝顔は庶民の花である。我らの庭にもふさわしい。 〇朝顔は、季題では秋に属する。季語が現代の季節感とずれがあるのは、誰でも知っているが、そのギャップは奇妙なものであるのだが、むしろ俳句の風雅を知る人の常識として、ちょっとした味付けになっているのかも知れない。 1997年刊行の「現代歳時記」(成星出版)は、金子兜太・黒田杏子・夏石番矢が編者であるが、これは完全に西暦に従っていて、現代の暦によって季節が分割されて…