富士見市水子には、甲冑を身につけ、馬に騎乗した珍しい地蔵菩薩像があります。この地蔵は勝軍地蔵と呼ばれ、文化3年(1806年)に建立されました。市内では唯一の勝軍地蔵です。 勝軍地蔵とは 勝軍地蔵を念ずれば戦に勝利するとされ、武家の信仰を集めました。また過去世に犯した罪の報いをまぬがれたり、飢饉を防ぐともいわれています。 jizo-bosatsu.hatenablog.com 水子の勝軍地蔵の特徴 水子の勝軍地蔵は、右手に錫杖、左手に宝珠を持つ姿で表現されています。通常、勝軍地蔵は武器を持っていることが多いようですが、水子の地蔵は錫杖を持っている点が特徴的です。像の彫りは細かく、馬の蹄に至るまで…