まだ心臓がドキドキしている。 トランプ候補は、一瞬、資料を映すスクリーンを振り返ったが、その動作がなかったら、完全に即死だった。強運だった、と言ってもよいのだろうか。 何にしてもこんなことが平気でできる銃社会アメリカの恐ろしさよ。狙撃犯は、130~150m離れたところから、それほど正確に的中させる腕を持っていた。ゴルゴ13並みのプロか?と思ったら、たったの20歳のガキと判明した。そのガキは、その場でシークレットサービスに射殺された。 これが銃社会だ。この間高校を卒業したばかりのガキまで、こんな狙撃の腕前を持っている。さぞかし、親の銃を借りてか、近所の射撃場に通って、トランプ射殺を目標とし、腕を…