今回の品は、折形ではありませんが、小笠原流の巻物伝書なのでブログに載せます。 江戸前期の物で、かなりボロボロです。 16.7㎝x265.5㎝、江戸前期(延宝三年)。 饗応と思われる献立が、ずっと描かれています。 この順に出されるのでしょう。 巻末には、人名と由緒書きが記されています。 拡大して順に見ていきます。 手掛(てかけ、てがけ)とは、饗応(出陣、祝賀、婚礼など)の席で、最初に出される儀礼用の飾り台(蓬莱台、喰積台)のことです。勝栗は出陣式で敵に勝つ、昆布は喜ぶから来ています。元禄時代頃には、手掛に乗せられた勝栗や昆布は、実際に食べるものから、儀礼的に手を触れてお祝いの意志を示すものへと変…