1942年東京生まれ。特撮マン。 特撮の世界にひかれて、東宝特殊技術課へはいり、有川貞昌キャメラマンの助手、中野昭慶特技監督の助手をつとめる。 1972年「ウルトラマンA」で始めて特殊技術としてクレジットされ、以降の円谷プロ及び東宝製作のTV作品で腕を振るう。 1989年「ゴジラVSビオランテ」で、ゴジラ映画四代目特技監督となる。
【本編の撮影現場】 仁科貴氏は金子修介監督『ガメラ 大怪獣空中決戦』(1995)にも出演していた。
【『ゴジラ』(2) 】 中野「(この時期には)東宝ゴジラ団とかファンのグループもあって、同人誌とかね。 最初の準備稿ではラストシーンだけない。スタッフにまでラストを隠してどうするんだよって。スタッフにIDカードを配って前から下げろとか。撮影が始まったら見学禁止で、スタジオの入口でガードマンが立って、IDカードを見せなきゃいけない。それだけ必死だったんだね。
ゴジラシリーズ第1作の『ゴジラ』(1954)が公開されて、今年で60年。アメリカ版の『GODZILLA ゴジラ』(2014)も公開中で、この夏はちょっとしたゴジラブームの様相を呈している。池袋にて “大ゴジラ特撮展” が開催され、8月上旬に宝田明 × 星由里子のトークショー&サイン会も行われた。