本書は、平成ガメラシリーズ三部作を監督した金子の「監督日記」(主に「G1」に関するもの。第2章)をメインに、そこに至るまでの本人の生立ち(第1章)、そして「完全版」で追加されたのであろう第3章で、G2,G3に関する記事や監督へのインタビューが掲載されている。 平成ガメラ三部作(1995~1999)は、僕の社労士講師業の開始時期とほぼ重なる。この頃は本当に忙しかったが、本作と金田一少年やコナン君(当時はこの2作が連続してTV放送されていた)をネタに、当時小学校低学年だった長男とセリフを言いあったりするのが楽しみだったな。時代の流れを感じるよ。 本書で面白いと思うのは、監督である金子の他に、脚本の…