戦国武将にきっとあるのではないか。「壮絶な戦死」という図式。矢が体に刺さりまくり,太刀で体中を斬られ、憤怒の形相で立ったまま絶命する。 実際にそんな武将が居たのかは知らないが、大河ドラマや時代絵巻物などでは描かれそうな光景だ。「弁慶の立ち往生」がそれにあたるのだろうか、と調べてみたら、確かに弁慶は太刀を握ったまま絶命したが、言葉の意味としては「進退窮まった状態」の事を言うと知った。 「絶命」。その単語は、「輝ける生命賛歌」を標榜している自分としては余り書きたくない単語で、少し話を考え直した。 そうだ、弁慶と言えば、七つ道具も有名だろう。熊手、ナイカマ、鉄棒、木槌、ノコギリ、マサカリ、サスマタ、…