平泉町は岩手県西磐井郡にある町。人口は8,350人(2010年)。
平安時代、奥州藤原氏によって栄え、初代藤原清衡が中尊寺金色堂を建てたことでも知られており、当時は京都に次ぐ規模の都市だったとされている。それらの遺跡群は、2011年にパリにて行われた国際教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会にて、同年6月26日(現地時間25日)に世界遺産への登録が正式に決まった。
また、歴史ある町として2005年の大河ドラマ「義経」のPRも盛んに行われた。
2005年9月に周辺市町村(一関市、花泉町、大東町、藤沢町、千厩町、東山町、室根村、川崎村)と合併し、平泉市になる予定だったが、最終段階で破談となり、2005年9月20日に平泉町と藤沢町を除く1市4町2村で新「一関市」が発足するに至った。
破談は合併協議会での新市名「平泉市」決定を前に平泉町の委員が他町の委員に対し「(平泉市に決定しなければ)一緒に退席してほしい」と要請していたとの噂から不信感が広がったことが原因とされるが、背景には一関市において新市名への抵抗が大きかったこともあるといわれる。