時刻は午後7時を少し過ぎたころ。 プルルルル 「もしもし。」 「あなた。早くドア開けてよ。」 「えっ?なに?」 「玄関を開けて!インロックかかってるわよ。」 「えっ!?俺はまだ会社だよ。」 「だって部屋の電気ついてるわよ!」 (俺は必死に考える) 「おい!離れろ!泥棒じゃないか!」 「えっ!わ。わかった。どうすればいい?」 「とにかく外に出て!遭遇したら危ないから!」 「わかった。」 「もしもし!警察ですか!? 家に!家に泥棒が!」 その後俺は慌てて帰宅し不安そうな妻と合流した。 「ご主人さまですか?警察のものですが」 「はい。」 「どうやら窓ガラスを割られて入られたみたいです。 幸いにも犯人…