テレビ番組。連続ドラマ。
2000/01/20 〜 2000/03/16 テレビ朝日 木曜日 21:00-21:54 9回
チーフプロデューサー・黒田徹也 プロデューサー 志村彰、次屋尚、大久保なみ 原作 山本文緒「恋愛中毒」 脚本 中園ミホ 演出 国本雅広、瀧川治水 主題歌 薬師丸ひろ子「Love holic」
薬師丸ひろ子、鹿賀丈史、岡本健一、寺脇康文、余貴美子、吉井怜、櫻井淳子、宮本裕子、銀粉蝶、奥貫薫、加藤貴子
山本文緒さんの「恋愛中毒」を読んで思いました。 自分の人生を自分で決めて来なかったことの反動は、おそろしい。 「自分勝手。」と言われても、「わかっていない。」と言われても、自分で自分の人生の方向性を決めることが重要。人に合わせて生きるようなことはしない方がいい。 そうでないと、常に、人に依存することになる。 この小説は、結末が物議をかもしています。 色々な感想がありますが、私は、この結末しかあり得ないと思う。自分の人生を人に委ねた結果は、これしかないと私は思います。 恋愛中毒 (角川文庫) 作者:山本 文緒 KADOKAWA Amazon 私たちは、ストーカーと化したり、完全に壊れてしまったり…
お題「我が家の本棚」 初回投稿日:2021/12/01/110652 山本文緒さんが亡くなったことを知ったのは、我が家でとっているローカル新聞の文芸欄でした。 そういえば、かつて彼女の本を1冊だけですが読んだことがあります。 『恋愛中毒』 たしか昔、薬師丸ひろ子さん主演でドラマ化もされていたはずです。 当時はまだ「ストーカー」という言葉が、今のようには浸透していなかった気もするのですが、正確なところは分かりません。 ドラマの記憶は断片的で、オンタイムで観たのかVODで観たのかさえ思い出せませんが、退廃的なオレンジ色の照明のバーと薬師丸ひろ子さんの真っ赤な口紅が印象に残っています。 そして、何よ…
勉強という名の読書タイム。 小説を書くための参考にしたいから、作家の性別、ジャンル、主人公の性別、視点を重視して選ぶ。 もちろんそれ以外でも惹かれれば読む。 今求めているのは、 作者の性別:女性 ジャンル:恋愛 人称:一人称 主人公(語り手)の性別:女性 自分が書いてるのがそれだから。 今回手に取った作品はパーフェクト。 恋愛中毒 (角川文庫) 作者:山本 文緒 KADOKAWA Amazon あらすじ 冴えない事務員とばかり思っていた20近くも年上の女に恋のトラブルを解決してもらった僕は、同じ日の夜、その女とほの暗い店の橙色の明かりの下で酒を飲んだ。昼間のもめ事についてくどくど詮索されること…
全くの偶然で、知らなかった訃報に接し未だに信じられずただただ残念でなりません。一時期繰り返し読んでいた大好きな作家さんでした。ごく普通の登場人物が人間関係によって変化していく様や恋愛の心の動きが丁寧かつ鋭く描き出す事が彼女の個性だったと思います。ページを次々とめくっていく間はとても楽しく充実した時間を過ごせて感謝の気持ちでいっぱいです。 沢山の作品を読みましたが手元にないものが2つ。 「自転しながら公転する」 「ばにらさま」未読だったこの2つが私にとっての遺稿となりました。今度手に入れて慈しみながら読みたいと思います。絶対泣かない、のかきっと君は泣く、のかどちらにしても感慨深い時間になりそうで…
恋愛中毒 (角川文庫) 作者:山本 文緒 KADOKAWA Amazon 物語は、元カノのストーカーまがいの行為に悩む井口の語りで始まる。 井口は、元カノの追撃から逃れるべく、夜逃げ同然で転職した。 転職先の職場には、パートの中年女性「水無月」がいた。 水無月は、地味だが、どこか怖い雰囲気をもつ女性で 社長の荻原と不倫関係の噂もあった。 元カノからの電話や訪問にびくびくしながら暮らす日々を送っていた井口だが ある日、井口の職場に突然やってきた元カノを 水無月が追い返す。 そして、この物語が、井口から水無月の過去の回想へと移っていく。 学生結婚をした藤谷と離婚をしたばかりの水無月は、父親のつてで…
皆様ご機嫌麗しゅう。 9月のカクヨムリワードが確定しその感謝小説としてカクヨムに『飴玉を舐めるような』を公開しました! 恋愛中毒短編小説完結済みでございます。過激な小説になってしまった。カクヨムから怒られませんように。 小説はこちらから→ kakuyomu.jp 二、三週間前だったかな? Twitterで「恋愛中毒」というハッシュタグを見つけまして、それで一本書きたいなぁと思ったのです。でも私ってば恋愛経験少ないからさぁ、どうしようかなとコネコネ頭の中で考えてたのです。 んで、その結果完成したのが今回の小説なわけでして。 読んでもらったらわかるのだけど、めっちゃヤバい。倫理的に。怒られるかなぁ…
恋愛中毒 山本文緒 主人公水無月は恋に溺れると常軌を逸した行動をとってしまうタイプの女性で、選ぶ男が悪いとか、さすがに恋に狂って犯罪を犯してはいけないとか色々言えるけど、怖いのはそういった狂気的な部分が自分にはないと完全には言いきれないところだった。今は姿をひそめているだけで、何かをきっかけに出てくるかもしれない。若い頃ならまだしも、今この歳になってもまだ自分にそういった狂気じみた部分があったらどうしようと考えながら読んでしまって恐ろしかった。そして散々恐ろしがらせて迎えるラストシーンの鮮やかさが私は大好きである。あとこの人の書くビールの描写が美味しそうすぎて禁酒中の身には苦しかった。 TSU…
恋愛中毒 (角川文庫) 作者:山本 文緒 発売日: 2012/10/01 メディア: Kindle Kindle本を耳読して「良かった」と思う本を、ご紹介しています。 みなさんと本との出会いになれば、と思っています。 読み終えるまでの平均的な時間(6時間18分) 感想… 読み始めて主人公だと思っていた人物は、脇役だったことに驚きました。見る目ないな…。 山本文緒さんの作品を読むのは2作目ですが、「誰が恋愛中毒なんだろう?」って、途中で題名はどう繋がっているのだろうか?と考えながら読んでしまいます。 話が進むにつれて、主人公の人物像が見えてくるような展開だったので、最初の想像からだんだんと離れて…