息栖神社|澄んだ水のそばで、心を澄ます そっと、気配に耳を澄ます 息栖神社は派手さはない。それがいい。 静かで、ひっそりとして、大きく主張しない場所なのに、長くいるとじわりと心に染みてくる。 入口の鳥居をくぐると、空気が少し冷たく感じられることがある。 冷たいというより、澄んでいる。 余計なものを落とすような、すっとした感覚。 ここは“願う”よりも整える、ほぐす、清らかにするという方が似合う。 東国三社の中で、静かな役目 鹿島で芯を据え、大洗で光と息を迎え、ここ息栖で濁りが落ちて、水面のように心が平らになる。 東国三社巡りの中では、息栖神社は“調和”の場所。 何かを得るより、余計な力みを手放す…