日本の歴史には、数多くの天皇が登場します。 長く世を治めた天皇もいれば、戦乱に巻き込まれた天皇もいます。 しかし第87代・四条天皇(しじょうてんのう)ほど、「子供らしい理由」でその生涯を閉じた天皇はいないかもしれません。 享年12歳。 鎌倉時代中期を生きた少年天皇の、切なくも少し皮肉な最期についてご紹介します。 2歳で即位した「幼き帝」 四条天皇が即位したのは、わずか2歳のときでした。 当然政治の実権は大人たちが握っており、彼はあくまでその象徴としての存在です。 父である後堀河上皇は、彼が4歳の時に亡くなります。 このため四条天皇は幼くして、厳格な宮廷のルールと、大人たちの権力争いの中に一人置…