「嘉祥の儀」(かじょうのぎ) は、 旧暦の6月16日に行われていた行事です。 江戸時代の百科事典 『和漢三才図絵』(わかんさんさいずえ) には、 承和15(848)年に、 朝廷に白亀が献上されたことから、 これを瑞祥として、 仁明天皇がこの年を「嘉祥」と改元し、 群臣に16種類の食物を賜ったことに始まった と言われます。 「嘉祥の儀」が生まれる前夜 第54代・仁明天皇 藤原良房の台頭 承和の変 嘉祥の儀(かじょうのぎ) 「嘉祥の儀」が生まれる前夜 第54代・仁明天皇 弘仁元(810)年に嵯峨天皇の第1皇子として 後に第54代・仁明天皇 (にんみょうてんのう) となる 正良親王 (まさらしんのう…