純文学は斜陽といわれながら一部の根強いファンによって支えられています。詩も同じことがいえるでしょう。 文芸界隈で唯一伸びているのはエンタメ小説です。ライトノベル・ライト文芸と呼ばれるジャンルは、投稿サイトから人気が拡がりました。その多くがコミカライズやアニメ化によって、人気を博しています。 メディアが投稿サイトから人気作品をサルベージしている現況は、投稿者にとってゴールドラッシュであり、メディアも新人発掘のためのコストを削減できて、win-winの関係です。 こうしてみると、若者向け文芸が隆盛を極めているように見えますが、つぶさに見ると類似設定の粗製乱造は明らかで、平成日本のキラーコンテンツと…