2021年6月に始めたようだから、三年半? まぁよく続けてこれたなぁと思う。 この頃はセリーヌはもちろん(この人の作品は、ほんとうに心強い。「書く」とはこういうことだろう、と実感させてくれる)、漱石にもハマッている。またしても。 漱石には「世界」がある。漱石の描く緻密な、繊細な描写。精神世界、現実世界… 描写のいちいちが、「漱石の世界」だ。「漠としたものを形にする。それが嬉しい」と病床…「修善寺の大患」から帰還して、入院中に書いていてる手記に、そのような言葉がある。 書くって、そういうことなんだよなと思う。今までぼくはブログや小説投稿サイトでしか書いてこなかったけれど(そうでなく書いたものもあ…