石破新総裁は、10月1日に首相に就任しました。 石破新首相は、北大西洋条約機構(NATO)のような集団安全保障体制をアジアでも創設すべきだと訴えてきました。 9月27日の記者会見でも、相対的に米国の力が低下するなか、いかにアジアでの集団安全保障の仕組みをつくるかを強調しました。 総裁選で、防衛力の強化や核共有の検討も提起してきました。 新首相が直面する外交課題は、まず対中国です。 日中は2023年11月の岸田首相と習近平国家主席との首脳会談で、共通の利益を追求する「戦略的互恵関係」の構築をすすめると確認しました。 懸案の一つだった福島原発の処理水の海洋放出による日本産水産物の輸入停止問題は、解…