汚染物質や温室効果ガスの削減目標を上回った枠を売買できる制度のことであるが、実態はデリバティブまがいのインチキ指標でしかない。 汚染管理において、マネーゲームに狂った米国で導入された制度。規制的手法などと比べ、経済学的には非常に効率的削減が可能。
京都議定書では京都メカニズムとして例外的な運用が認められた。 EUでは、国境を越えた温室効果ガス排出権の取引市場がスタートし、世界的な排出権売買市場の登場を金融ゴロ達が期待している。
「じゃ、あなたが買えば?」投資勧誘の営業マンに問いただしたときに必ず返ってくる"共通の答え" お金のプロでも引っかかる投資詐欺の話術 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン) 【簡易要約】 投資勧誘の営業マンに「じゃ、あなたが買えば?」と聞いてみた 「買えるのなら買いたいのですが、社内規定で買えないのです」の一点張り さらに追い打ちをかけると「でも、この企業の○○は、~」と銘柄の有望性を語り流暢な切り返し 返答パターン 「社内規定で買えない」から銘柄の将来性、有望性の流れ 現実的な話には「守秘義務」の一点張り 中には、「販売枠が減るので申し訳ない」といった理由も いずれに…
2年まえのレジ袋の有料化に伴いエコバッグをリサーチしたことがあります。 www.three-wise-monkeys.comレジ袋の有料化は2020年7月1日からですが、それより10年以上まえの2007年に、エコバッグがブームになったことをどれだけの方が覚えていますでしょうか!?きっかけは有名ブランド「アニヤ・ハインドマーチ」がエコバックを販売したことです。テレビで発売初日に長蛇の列が出来ている様子が放映されました。 第一生命が毎年行っている「サラリーマン川柳」では、上位にーエコバック、集まりすぎて、ムダバックと皮肉られるほど、その当時、エコバッグが巷に溢れたのです。本気でレジ袋をやめてエコバ…
ヘッジファンド運用者に対する世間の印象は金の亡者というような、あまり良いものではないかもしれません(私はそうした見方に同意しませんが)。世間のこうした悪いイメージを変えるかもしれない記事を読みました。記事ではヘッジファンド運用者が環境をテーマにした投資会社を設立したことを紹介しています。その投資会社は排出量取引等において潜在的な価値がありそうな土地(自然が豊かな土地、湿地帯・河川・絶滅危惧種の生息地等)を購入して保全し、環境の観点で土地が十二分に再生した後に排出権の欲しい企業に高値で売却するで、利益を得ることを目指しているそうです。排出権取引について詳しくないため、この戦略がどのくらい良いのか…
善行が増えているのだろうか。企業がこれまでを改心し、「地球により良く」を目指して事業を再構築しているのではないかと思うような報道が多くなっていそうだ。 日産自動車と住友商事が、自治体の脱炭素の取り組みを連携して支援していくと発表した。 自治体向け脱炭素化支援パートナーシップの締結について 環境省が推進する「2050年ゼロカーボンシティ」を表明している自治体が490を超えた。一方、ゼロカーボンシティを実現していくには、自治体における計画策定、再生可能エネルギー導入・活用が重要となるが、それに関する知見・人員の不足が自治体の課題とされている。 (adsbygoogle = window.adsby…
COP26も前半戦が終了し昨日はお休みであったようで、これから始まる後半戦では、国際ルールで合意できるかが焦点といいます。CO2排出権取引の国際的なルール化が最大の課題のようです。 COP26 前半終了 国際ルール 合意できるかが後半の焦点に | COP26 | NHKニュース パリ協定6条のルールに合意することで、温室効果ガス排出削減の価値が見えることになり、技術を持つ企業にとってはビジネスの後押しとなる。一方で削減が容易ではない分野には、信頼できる削減量が提供されることになり、世界の気候変動対策を加速させることができる。(出所:NHK) 排出削減量に付加価値がつけば、それが動機になって、そ…
世界鉄鋼協会の最新のレポートによると、2020年の中国の粗鋼生産量は前年比7%増の10億6500万トンとなり、全世界の生産量に占める比率は56.7%に達したという。中国の増加分だけで他国の減少分の合計を上回ったという。 一方、世界の鉄鋼業界が向こう数年で最大700億ドルの資産評価損を迫られる可能性があるという。 ロイターによれば、脱炭素を理由にして、今後、石炭を使用する溶鉱炉は不要もしくは操業不可能となり、「座礁資産」となる可能性があるという。 jp.reuters.com 世界最大の鉄鋼生産国である中国を中心に、従来型高炉による生産能力約5000万トンの開発が進んでいる (出所:ロイター) …
知られざる排出権ビジネスの実態 本書は大手エンジニアリング会社の地球環境室で働く女性が主人公だ。日本でいうところの日揮や千代田化工をモチーフにしているのであろう。物語冒頭では海のものとも山のものとも分からない地球環境室であったが、物語が進むにつれ、排出権ビジネスの台頭が起こり、やがては会社を救う存在とまでなる。 排出権ビジネスという難解なテーマと小説としてのエンターテイメント性が見事に調和して描かれており、最後まで挫折することなく読み終えることができた。
EU地域では二酸化炭素排出量を目標値として企業などに細かく割り当て削減した企業がその削減量を取引所に商品として売りに出し、目標値未達成の企業が買うという排出権取引が始まっています。 排出権取引について yaseta.hateblo.jp 日本では排出権取引は企業の国際間競争力を損なうだけで地球全体の二酸化炭素削減につながらないと訴えていましたが銀行や東京証券取引所は検討を始めているそうです。 7月の北海道洞爺湖サミットで報告される地球温暖化対策についての事前の会議「各国閣僚級の会合」が先日、千葉幕張で開かれ、話合われるなど温室効果ガス削減対策の会議や話題は頻繁に報道されますが現状の削減対策は不…