🌼【源氏物語548 第17帖 絵合 1】女院は前斎宮の入内を熱心に促しておいでになった。朱雀院は残念がっておいでになったが 当日に立派な贈り物が届いた💐 〜前斎宮《ぜんさいぐう》の入内《じゅだい》を 女院は熱心に促しておいでになった。 こまごまとした入用の品々もあろうが すべてを引き受けてする人物がついていないことは気の毒であると、 源氏は思いながらも院への御遠慮があって、 今度は二条の院へお移しすることも中止して、 傍観者らしく見せてはいたが、 大体のことは 皆源氏が親らしくしてする指図《さしず》で運んでいった。 院は残念がっておいでになったが、 負けた人は沈黙すべきであると思召《おぼしめ》…