〈昭和の忘れもの〉クルマ編㉖ ダイハツ オート三輪(型式不明) 日本では、GHQによって戦後しばらく乗用車の生産が禁止されていた。ただし、戦前から作られていた三輪自動車は規制されなかったので、東洋工業(現マツダ)・発動機製造(現ダイハツ)などが生産を再開し、物流を担って戦後復興の原動力となった。 その間飛行機メーカーなども参入し、いわゆるオート三輪(軽三輪は別)の製造は1950年代中頃にピークを迎えた。しかし、低価格で小回りが利くという優位性はあったものの、高速安定性や積載性等の面ではすでに普及していた4輪トラックには及ばず、軽オート三輪(軽自動車規格の三輪トラック。K360、ミゼット等は旧車…