仏教の故事『摩訶僧祇律』に、水面に映った月を本物だと思い、取ろうとした猿が溺死したという「猿猴(えんこう)が月」という言葉がある。分不相応なことをして失敗する意とのことだが、多くの書画に描かれているところを見ると単に猿が馬鹿だと思うと言うより、勘違いして月に手を伸ばす猿をこれはこれで皆が好ましく見ているような気がする。 ジョウビタキ(尉鶲)という銀と赤の綺麗な鳥は、縄張り意識が強く、オス同士は激しく喧嘩するのはもちろん、発情期以外はメスとオスも喧嘩するという。神奈川県の丹沢の山の中に早戸川林道という林道があり、私が野鳥を見に行くことがある。この林道の入り口近くのカーブに自動車用のカーブミラーが…