「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」において、ストーリー構造が観客にどう作用しているのかを分析したいと思います。 ストーリー全体の構造を分析するよりも、私が気になった部分のみ分析しています。 また、読者の皆さんが映画を見ている前提で書いていますので、ネタバレがいやな方はお気をつけください。タイトルとは別の映画のネタバレに触れることもあります。 恐怖という感情が欠落したキャラクターを視点にすると、観客に恐怖は伝わらない Inciting_Event ラットキャッチャーは主人公の「内的な欲望」と「弱点」が融合した存在である 主人公の性格を冷静に考えると、ラットキャッチャーにすぐに感情移…