100年以上にわたり日本の映像文化を牽引し、数多の名作を世に送り出してきた日本映画の殿堂、株式会社松竹撮影所。同社の第17期(令和7年2月期)決算公告が、令和7年5月30日付の官報に掲載されました。本記事では、その決算内容を深く読み解きながら、映像業界が変革期にある中で、この伝統あるスタジオがどのような未来を描こうとしているのか、その挑戦と課題について考察します。 20250228_17_松竹撮影所決算 第17期 決算のポイント(単位:百万円)資産合計: 2,054百万円 (約20.5億円) 負債合計: 3,272百万円 (約32.7億円) 純資産合計: ▲1,219百万円 (約▲12.2億円…