『黒牢城』 米澤穂信/角川書店 あらすじは、天正6年(1579)11月、荒木摂津守村重は、織田信長に反旗を翻し、有岡城に籠城した。そこで、小寺官兵衛(後の、黒田官兵衛)が織田方の使者として、やってきたが、捕らえて、地下牢に閉じ込めてしまう。それから、有岡城内で、次々と不審死が発生する。村重は、事件解決のために、地下牢に閉じ込めていた、官兵衛に、事件の顛末を話す。 第166回直木賞受賞作。ちょっと、変わった時代物のミステリー作品です。主人公である、村重が事件の謎を解こうとするが、今一歩のところで、行き詰まり、地下牢にいる官兵衛に事件の顛末を話して、事件が解決するという話です。ありきたりのミステリ…