「雨」の次は、やはり「晴れ」 先日「雨」というタイトルで一篇書いた。書き終えてから、どこか落ち着かない気分が残った。雨だけでは片手落ちというか、片肺飛行というか、世界の半分しか書いていないような気がしたのだ。 ならば「晴れ」も書いておかねばならない。対になるものは、対のまま置いておく方が据わりがいい。陰と陽、静と動、夜と昼。ものごとは大抵、片方だけでは成立しない。雨を書いたなら、晴れも書く。それが筋というものだろう。 ということで、今日は晴れの話である。 東向きの窓という幸運 私の部屋には、幸運なことに東向きの窓がある。 これがどれほどありがたいことか、若い頃にはまるで分からなかった。家を選ぶ…